そろそろ初夏のきざし。日焼けして黒くなってしまうと品種が変わってしまうかもしれないいべりこです。
(あっ、もともと黒いんだっけ)
さて、先週末から抱えていた仕事もようやく終わり、少し気分が楽になりました。明日からはまた他の仕事をがんばる予定です。そんなゆる~い午後に何をしましょうか?おお、今日は幸いなことに上司も出かけているではないですか!こんな時には同僚(外回りのHさん)のパソコンの壁紙にいたずらを仕掛けることにしましょう。これまでにも彼のパソコンには色々仕込んであります。例えばスライドショーで彼の嫌いなものが延々と映し出されるとか、ちょっとお色気たっぷりな画像を壁紙にするとか・・・・。
で、今日はその方面に詳しいIさんがやってくれました。トップページのアイコンの位置を微妙にずらす方式です。こうして書いてみても全く面白くないのですが、実際にそれを見ると、
「おお!パソコンが壊れてしまった」と叫ぶこと間違いなし。
さて、Hさんが帰ってきました。パソコンを立ち上げて・・・「あれ?あれ?」と再起動したりしてます。もう一人の立役者Mさんは「あれ?おかしいですね?」と知らん顔してますが、私とIさんは笑いをこらえるのに必死でした。さて、そんな余裕の午後のことは放っておいて、とりあえず今日は5月末に発売された新譜から1枚ご紹介いたしましょう。
ジュセッペ・マルトゥッチ(1856-1909)をご存知でしょうか?指揮者、作曲家として活躍した人で、イタリアで何とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の初演を行った人としても知られています。そのせいか、その当時イタリアで全盛を極めたベルカント・オペラには懐疑的。書いた作品もどちらかというと、後期ロマン派の重厚な色彩を湛えたものが多く、音だけ聴くと、まるで「ブラームス?シューマン?」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
こういうニッチなレパートリーを得意とする我がNAXOSレーベルでは、彼の管弦楽作品の全集のリリースに取り組みはじめました。まずは第1集。彼の作風を端的に表す交響曲第1番からお聴きいただけます。この曲の冒頭だけ聴くと、確かにブラームス風。第5番の交響曲が発見された!と言われたら信じてしまう人もいるかも知れません。穏やかで美しい第2楽章のチェロの調べにも心癒されます。
8.570929 マルトゥッチ管弦楽作品全集 第1集
6月は交響曲第2番を中心とした第2集、7月にはピアノ協奏曲と“追憶の歌”のリリースを予定しています。あっ、CDが待ちきれない人はNMLで聴いていただくのもいいですね。とにかく「こんなに美しい世界があるんだ」と目からうろこ間違いなしです。
マルトゥッチはベルカントに半旗を翻したのですが、私は今日仕上げた仕事の流れのせいか、頭の中はベッリーニのノルマで一杯です。これについてはまたいずれ。
さて、パソコンにいたずらされたHさん。違う部署のパソコン大将に助けを求めに行こうとしたところで、種明かしをしてあげたそうです。私?近くのコンビニに逃げてしまったのでその現場は見ていません。ははは・・・・・。
こんにちは。いべりこです。
昨夜はあまり暑いものですから、ついつい寝るときにエアコンのスイッチを入れてしまったのですが、タイマーを設定するのを忘れて、何と朝起きるまで点けっぱなし。体にも地球にも悪いんでないかい?と反省しきりです。
そのせいか朝起きても、なんとなく体調がしっくりしないのですが、そんな時というか、肩が凝って仕方ない時は、最近のお気に入りの「テレビ体操」です。
NHK教育で放送している昔ながらの番組ですが、これを侮ってはいけません。これぞ正しい「体操」なんです。並んで体操しているお姉さまたちの一糸乱れぬ動きを見ているだけでも胸が躍りますが、実際自分で動いてみると、これがなかなかの重労働。1日分のカロリーは使ったな・・・(それは大げさだ)と思えるほどの充実した疲れをもたらしてくれるのです。
さて、日本中不穏な動きに満ちてまして、マスクも満足に買えない状況が続いています。
あまり神経質になるのもどうなのよ・・と思いつつ、ネットで検索してたら、イラスト入りのマスクを見つけてついつい衝動買いしそうになりました。でも実際にこれして歩いてたら恥ずかしいなと思いやめましたが。
そんな不安を払いのけつつ、今週のオススメ新譜のご紹介です。
クラブJAZZの重鎮、小林径さんが選んだクラシック・コンピ、NAXOSと異ジャンルの融合!ROUTINE CLASSICS the 1stの登場です。
NYCC-27255
とにかくオシャレさを追求することによって、従来の「クラシック・コンピ」とは全くかけ離れた選曲になっているところがスゴいんです。
まず冒頭のフィリップ・グラスから2曲目のペロタン。800年以上の年月を一瞬にして駆け抜ける爽快感、これは頭の芯がくらくらするほどの快感を味わうことができるでしょう。先入観なしに聴いてもらいたいというコンセプトに沿って選ばれた曲の中には、よほどのクラシックマニアでもほとんど耳にしたことがないであろう「レスピーギのワルツ」なんていう珍曲も混じっていたりします。他には全曲の半分近くのスペースを占めるアダムスの曲にもびっくり。
くつろぎの中に一抹の斬新さ。そしてあくまでもさりげなく・・・これ以上NAXOSのポリシーにふさわしいアルバムもそうはありますまい。
全ての音楽ファンに聴いていただきたい上質の1枚です。ご興味のある方はこちらでどうぞ。
こんにちは。お元気でしたか?いべりこです。
新型インフルも脅威ではありますが、落ち着いて対処すれば大丈夫。でもとりあえずこまめな手洗いとマスクの常備は必須です。(私の場合は熱を通せばOKです。)
5月に入ってからは、例の「熱狂」の余波を受けて、ひたすらバッハばかり聴いていました。なぜかヴィオラ・ダ・ガンバの音色に萌え・・・。かそけき典雅な音色は疲れた耳を優しく通り過ぎて行ったのでした。で、大型連休(これは某公共放送の呼び方ですね)も終わり、そろそろ気合を入れて仕事をしなくては・・・。
そんなわけで、お店で展開してもらうアイテムを探していたのですが、ちょっと面白いものをみつけたのでご報告です。
そんなタイトルが付いています。
品番 76039-2
聴いてみると、なんだか不思議な味わいです。「何これ?」とついつい口走ってしまいそう。
そもそもグレベンシコフとは、1970年代、ロシア(ソ連ですね)初のロック・グループ、アクアリウムを率い、民衆をぶいぶい言わせた人で、まさに「当時のカリスマ」だったのです。もちろん様々な制約を乗り越えての活動でしたので、演奏を禁止されたり、テープを没収されたりと苦労は多かったようです。
このアルバムが録音されたのは2002年。その2年前には来日公演もあり、かなり盛況だったようですが、現在、この人の名前を知っている人がどのくらいいるのやら・・・。彼のアルバムはメジャーレーベルからも出ていたのですが、なぜかひっそりとNAXOSからも出ていたというわけです。
今聴いてみると、きっとノスタルジーを感じてしまうかも知れない音作りですが、1曲1曲にいろんな思いが詰まっているんだろうな。というのはしっかり伝わってきます。
興味のある方はぜひ。
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