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2010年2月23日 (火)

マリン・オールソップが読売新聞夕刊に登場!

本年1月に読売日本交響楽団に客演を行い、バーバー、マーラー、ブラームスなどで名演奏を聴かせたナクソスの看板指揮者マリン・オールソップのインタビュー記事が、本日2月23日(火)の読売新聞の夕刊に掲載されました。

今や指揮界の重鎮になりつつある彼女の音楽歴、自らの音楽についてのポリシー、ナクソスから出た最新アルバム「中国のニクソン」(J.アダムズ作曲)のこと、女性が指揮者を務めることについて、そして母親としての顔など、彼女の様々な面が紹介されています。どうぞご覧下さい。

マリン・オールソップNML配信アルバム一覧→http://ml.naxos.jp/artist/30446

2010年1月26日 (火)

マリン・オールソップ女史来日!Vol.2 女史、タワーレコード渋谷店訪問!

こんにちは。NMLFishandChickenです。

1月23日の土曜日、タワーレコード渋谷店のインストアイベンに、来日中のオールソップ女史が出演されました。

前日22日(金)のサントリーホールでの読響との公演(バーバーの交響曲第1番と、マーラーの交響曲第1番)は、ステレオタイプな「女性的」なイメージを吹き飛ばすような彫りの深い、それでいて爽やかさも持ち合わせた、まさに「快演」と呼ぶにふさわしい演奏で、聴衆を大熱狂の渦に巻き込みました。前半が終わった時点で、バーバーのCDが飛ぶように売れ、終演後のサイン会には80人近くの方に並んでいただいたことからも、いかに聴衆の方が喜ばれたかわかろうというものです。

サミュエル・バーバー (1910-1981)は、映画「プラトーン」にも使われた「弦楽のためのアダージョ」で圧倒的に有名な作曲家で、彼のシンフォニーをほとんどの方が今回初めて聴いたのではないかと思いますが、女史は、ナクソスにバーバーの作品集をCD6枚にわたって録音するほどバーバーに対する愛着を抱いており(当日は暗譜での指揮でした!)、その思い入れが客席にも伝わったと思います。

そんな熱が冷めやらないうちの、翌日のイベントです。
お疲れのところ申し訳ないなあと思いつつ、滞在先の都内某ホテルにマエストラをお迎えに。

道中、これまでにタワレコのイベントに出演した有名アーティストの名前を挙げ、アンドレ・プレヴィンが昨秋出た、というと、「彼はまだ元気か?」としきりに気にされているようでした。(※彼は現在81歳で、昨年N響を指揮するために来日しました。)

さほどの渋滞にも巻き込まれずに無事タワーレコードに到着し、6Fのクラシック売り場に
お通しすると、店内を見渡して一言、

"Fantastic!!"

クラシックだけでこれほどの売場面積を誇るお店は、欧米でもレアなのでしょう。
すぐさま店内を歩き出したマエストラに、

「休憩室で休まれますか?」と伺っても、
「見て回っているからいいわ」と。

そうしているうちに、司会進行の方と通訳の方が到着しましたが、挨拶もそこそこに、「続きを見るわ」といってまた売り場に戻って行かれ、結局、イベントが始まる段になってスタッフが手招きをし、売り場から直接登壇していただく格好となりました(笑)。

イベントでは、9歳の時にバーンスタインの指揮に接して指揮者を志したという生い立ちの話から、ジャズへの愛着(スウィング・ジャズのバンドを組んで演奏までしていたそうです)、そして近日発売予定のジョン・アダムズの「中国のニクソン」や、現在グラミー賞候補にもなっているバーンスタインの「ミサ曲」の録音について(いずれも「古典」となるべき素晴らしい作品との評価)、女性指揮者の今後について(この20年で女性の各方面への進出はめざましく、明るい希望を持っているとのこと)など、多方面に渡りました。

終了後は恒例のサイン会。
多くの方に並んでいただき、大変に有難うございました。

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トークショーの様子

 

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快くサインに応じるマエストラ


その後は、司会進行を務められた音楽ライターの片桐卓也氏が執筆されている雑誌「CDジャーナル」の記事向けのインタビュー。記事は「CDジャーナル」3月号(2月20日発売予定)に掲載されますので、お楽しみに!

帰り、マエストラをホテルまでお送りするべく、タクシーを走らせると、「新宿の高島屋で降ろしてほしい。あとは自分で帰るから」とのことで、急きょ行き先を変更。

国立競技場や明治神宮の前を観光案内をしつつ通り過ぎ、JR原宿駅前に差し掛かると、誰か有名人が通るのか、歩道にものすごい人だかり。マエストラが「Crazy!」と叫ぶと、タクシーの運転手さんも笑っておりました。

高島屋の前でタクシーを降り、握手をしたマエストラの手はマシュマロのような柔らかさ!
今日のイベントと往復の移動が、慌ただしい日程の中のマエストラ気分転換になっていたらいいなと思いつつ、お別れをしました。

マエストラの日程は、残るは26日(火)の東京芸術劇場、27日(水)のサントリーホールの2公演で、曲はいずれもモーツァルトとブラームスです。
前回より有名曲で、お客さんも多く来ると思いますから、良い席が欲しい方はチケットを即ゲットしましょう!

2010年1月21日 (木)

マリン・オールソップ女史来日!Vol.1 女史、ナクソス・ジャパン訪問!

こんにちは。NMLFishandChickenです。

かねてより、ナクソスの公式サイト特設ページなどでお知らせしてまいりましたが、ナクソスが誇る看板アーティストであり、現代を代表する指揮者の一人である、マリン・オールソップ女史が、日本を代表するオーケストラである読売日本交響楽団に客演するために、このたび来日を果たしました!
このブログにて、その模様を数回に分けてレポートしてまいります。

オールソップ女史は1956年生まれ。
ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶ一方、レナード・バーンスタイン小澤征爾に師事して指揮を学び、現在はアメリカ・ボルティモア交響楽団の音楽監督の地位にあり、また世界の名だたる楽団に客演を続ける、まさに現代のクラシック音楽界を代表するマエストラです。
ナクソスからも、ブラームスやドヴォルザークのメジャーな作品から、レアなアメリカの近現代の作品まで、数十点の録音をリリースしている重要な存在で、彼女のバーンスタインの「ミサ曲」は現在2010年のグラミー賞にもノミネートされています。

2010年1月17日(日)夜、アメリカから10時間のフライトを経て日本に到着した女史は、18日に次ぐ19日(火)の読売日響の練習を終えられた後、東京・世田谷区にあるナクソス・ジャパンのオフィスに登場されました!

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歓迎ポスター(サインを後でいただきました)

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オフィス入口のCDも女史のもの一色に

この日はナクソスのオフィスにて、読売新聞社と、クラシック専門のインターネットラジオ局であるOttavaの2件のインタビュー取材が行われました。

読売新聞社の取材では、自身の経歴、自らのレパートリーや音楽監督を務めるボルティモア交響楽団での活動のこと、そして今後の録音予定のことなどをお話されました。詳しくは読売新聞の記事を楽しみにお待ち下さい(掲載日が分かり次第、この場でお知らせ致します)。

その次のOttavaの取材では、同ラジオのパーソナリティの一人である音楽ジャーナリスト、林田直樹氏によるインタビューでしたが、氏の鋭い視点の反映された、非常に興味深い内容となりました。

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林田直樹氏による取材の模様

インタビューの内容は、23日(土)午前10時からのOttavaの番組「Ottava amoroso」内で放送される予定ですので、お楽しみに!(都合のつかない方も、後からオンデマンドでお聴きいただけます)

終了後、社員全員で記念撮影をし、その後、場所を渋谷のイタリアンレストランに移しての歓迎会でしたが、PMFの音楽監督を務めたバーンスタインに呼ばれて1990年に初来日した時のこと、もう一人の師匠の小澤征爾氏の病状を気遣う話、今後予定されているフィリップ・グラスヘンリク・グレツキの作品の初演の話(グラスの2番目のヴァイオリン・コンチェルトを初演!されるとのこと)、CDやネット配信の未来について等々、多方面に話が咲きました。

彼女は、指揮者らしい眼光の鋭さを放ちながらも、その物腰は終始柔らかく、とても気さくであり、圧力ではなく、内面から人を共感させ動かすことのできる、まさに21世紀の指揮者像、リーダー像を体現している存在であるように感じられました。
(ちなみにこの時の模様は、出席されていた林田さんがTwitterで中継されています。)

今後も、短い滞在日程の中、22日、26日、27日の各公演、23日のトークショーとサイン会、(タワーレコード渋谷店で15時から)、そして勿論日々の練習・リハーサルと、予定が目白押しです。(公演の詳細は、読売日本交響楽団ウェブサイトをご覧下さい)

我々ナクソス・ジャパンのスタッフも、彼女の演奏に録音では親しんでいましたが、生で聴くのは今回が初めてであり、大変楽しみにしているところです。

今回を逃すと日本では次にいつ聴けるかわからない、現代を代表するマエストラの演奏、是非聴きに出かけてみてはいかがでしょうか?
(終演後はサイン会も開催予定です)

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