第22回冬季オリンピック(ソチ五輪)出場選手について [エキシビション]
感動と興奮の嵐で過ぎ去ったソチ冬季オリンピック。
2/6~2/20明朝までに起きた奇跡と伝説の数々。それは紛れもない真実の物語。
選手たちの演技は世界中を魅了し、歓喜させ、感動の涙を呼びました。゚(゚´Д`゚)゚。
さて私はといいますと、期間中はナクソスのツイッターアカウント「@naxosjapan」にて、実況ツイートを行っておりました…orz
連日ほぼ徹夜なもので、途中何度か寝落ちしてしまうこともありましたが、無事に完走。
たくさんの方から励ましのメッセージや温かい感想を頂けて、本当にうれしかったです(間違っても選手のような気持ちになってはいけない)
さて、そんな実況ツイートは女子フリーの演技終了をもって完結したのですが、その後意外にも多くいただいたツイートが。
「エキシビションが残ってますわよ」
「エキシビションで会いましょう」
「曲目解説がほしい」
「曲解説ないのかな」
「中継楽しみにしてたのに」
「Naxosの気配がない」
などなど、ありがたきお言葉の数々。
そこで遅ればせながら、ソチ五輪エキシビション出場選手の使用楽曲もまとめてみました。
ちょっとしたエピソードとぼやきも入れていますが、そこはご愛嬌。
(間違いなどありましたらお知らせください)
第22回冬季オリンピック(ソチオリンピック)
2014年2月7日~23日
開催場所:ロシア, ソチ
テーマ “Hot. Cool. Yours.”
【エキシビション(男子シングル)】
男子シングル第1位
・羽生結弦 Yuzuru Hanyu (日本)
EX アルバム「新世界」より:ホワイト・レジェンド(川井郁子)
男子シングル第2位
・パトリック・チャン Patrick Chan (カナダ)
EX Steppin' Out With My Baby(ステッピング・アウト・ウィズ・マイ・ベイビー)(アーヴィング・バーリン) NML
男子シングル第3位
・デニス・テン Denis Ten (カザフスタン)
EX ER TURAN(トゥラン)
【こぼれ話(・∀・)】
カザフスタン出身の20歳前後の5人組のグループ”TURAN(トゥラン)”。
その由来は、「古代の中央アジアの大地」を表しているのだとか。
衣装も、ホーミー(喉歌)も全て独学で習得した彼ら。
カザフスタンの伝統音楽を受け継ぐアンサンブルとして活躍中。
男子シングル第4位
・ハビエル・フェルナンデス Javier FERNANDEZ (スペイン)
EX エアロビック・クラス
↑構成 フラッシュダンス~ホワット・ア・フィーリング(ジョルジオ・モロダー)
↑構成 フィジカル(オリビア・ニュートン=ジョン)
↑構成 ユー・スピン・ミー・ラウンド(デッド・オア・アライブ)
↑構成 Holding Out for a Hero(ヒーロー)(ボニー・タイラー)
↑構成 I Want to Know What Love Is(フォリナー)
↑構成 オール・ナイト・ロング(ライオネル・リッチー)
↑構成 マニアック(マイケル・センベロ)
【こぼれ話(・∀・)】
このエキシビションの音楽とともに流れる声は、なんと自前(!)なのだとか!
ハビちゃんがせっせと自分の声を録音して入れたのかと思うと(こだわりに泣けてくる)
男子シングル第5位
・町田樹 Tatsuki Machida (日本)
EX アルバム「ジャズ」より:Don't Stop Me Now(ドント・ストップ・ミー・ナウ)(クイーン)
【こぼれ話(・∀・)】
10-11シーズンから滑り続けているまっちー鉄板EX。
かくいう私もこのEXの虜になったひとりです。
伊達めがねのトラッドファッションに身を包んださえない青年。
彼の夢は“ロック・スター”。
車をぶっ飛ばし、ほとばしるエアギター。
そんなスターになれたらいいなという一連の妄想(夢)を描いたプログラム。
男子シングル第6位
・高橋大輔 Daisuke Takahashi (日本)
ロシア・ジュニア枠①
・アディアン・ピトキーエフ Adian Pitkeev
EX 「At Voland's Ball」より:ワルツ(イーゴリ・コルネリュク)
【エキシビション(女子シングル)】
女子シングル第1位
・アデリナ・ソトニコワ Adelina Sotnikova (ロシア)
女子シングル第2位
・金妍兒(キム・ヨナ) Yuna KIM (韓国)
女子シングル第3位
・カロリーナ・コストナー Carolina KOSTNER (イタリア)
【こぼれ話(・∀・)】
今季はショートもフリーもプログラムを変更したコストナー嬢。
そんな「シェエラザード」は変更前のFSとして発表していました。
そのプログラムを今回のエキシビでご披露♥
ファンにとってはなんともうれしいサプライズになりました。
女子シングル第4位
・グレイシー・ゴールド Gracie Gold (アメリカ)
EX 映画「シカゴ」より:オーバーチュアー~アンド・オール・ダット・ジャズ(ジョン・カンダー) NML
【こぼれ話(・∀・)】
そもそもSP用に振付していたという「シカゴ」。
けれども途中からEXの方が合っているかもしれないと方向転換。
後半のアンド・オール・ダット・ジャズは、エキシビションならではの小道具(帽子)を加え、より表現が豊かに。
女子シングル第5位
・ユリア・リプニツカヤ Julia Lipnitskaia (ロシア)
EX Je T'aime(ジュテーム)(Lara Fabian)
女子シングル第6位
・浅田真央 Mao Asada (日本)
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EX 映画「モダン・タイムス」より:スマイル(チャップリン) NML
EX この素晴らしき世界(ボブ・シール&ジョージ・デヴィット・ワイス) NML
【こぼれ話(・∀・)】
歌詞がのっています。こちら→「フィギュアスケートで使われる「ジャズ」について」
ロシア・ジュニア枠②
・エレーナ・ラジオノワ Elena Radionova (ロシア)
EX ロシア民謡メドレー(コロブチカ)(伝承曲)
【エキシビション(ペア)】
ペア第1位
・タチアナ・ボロソジャル&マキシム・トランコフ Tatiana Volosozhar/Maxim Trankov (ロシア)
EX 映画「運命の皮肉、あるいはいい湯を(続編)」より:Opyat' Metel'(アーラ・プガチョワ feat. クリスティーナ・オルバカイテ)
【こぼれ話(・∀・)】
世界中から矢継ぎ早にツッコまれていたトランコフさんの出で立ち(特に髪型)。
そこへ女神のようなタチアナが登場。いったいどんなシーンを表現するのだろうとみんな興味津々。
まずEX曲ですが、これはソ連の恋愛コメディーの傑作ともいわれる映画「運命の皮肉、あるいはいい湯を」の続編で使われた「Opyat' Metel'」という曲を使用していたのだそうです。(「Metel'」とは吹雪という意味)
この映画、ロシアでは超絶な人気を誇るため、毎年大晦日に放送されるのだとか。
ロシアの方々はこれを見ずべくして年は越せない事実も発覚。( ´゚д゚`)(まじかよ!)
ラブコメとは言えど、大人のラブコメなので、しっとりと演じているボロトラなのかもしれません。
それにしても二人の存在次元が違いすぎて、私にはもう「吹雪」と「男性」にしか見えなくなっていますが、これいかに。
ペア第2位
・クセニヤ・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ Ksenia Stolbova/Fedor Klimov (ロシア)
EX アルバム「A BIGGER BANG」より:Laugh, I Nearly Died(ザ・ローリング・ストーンズ)
EX アルバム「Some Girls」より:Miss You(ザ・ローリング・ストーンズ)
ペア第3位
・アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ Aliona Savchenko/Robin Szolkowy (ドイツ)
EX アルバム「André Rieu Celebrates ABBA - Music of the Night」より:When Winter Comes(アンドレ・リュウ)
【こぼれ話(・∀・)】
今季、直前にプログラムを変更した選手は数多くいましたが、サフゾルもその中の一組。
彼らが登場するやいなや「こ、この衣装は…まさかっ!!!!!( ´゚д゚`)」と口走ったのは私だけではなかったハズ。
例のピンクパンサーもキター感がありましたが、ソチで演じたSPは10-11シーズンのフリーを手直ししたもので、本来用意されていたプログラムではなかったのです。
そう、今回のエキシビで披露したものが今季のショートプログラムとして用意していたもの。
あまりに急な変更だったため、誰もがこの衣装で登場してくれるだろうと思っていた矢先のピンクパンサーくんだったわけなのです。
こちらのプロも大好きなので俺得には変わりないのですが、今となっては特別な想いを馳せてしまうのでした。
ペア第4位
・龐清&佟健 Qing Pang/Jian Tong (中国)
EX アルバム「I Dreamed a Dream」:I Dreamed a Dream(夢やぶれて)(C-M.シェーンベルク) ※スーザン・ボイルさんによる歌唱
ペア第5位
・カーステン・ムーア=タワーズ&ディラン・マスクビッチ Kirsten Moore-Towerds/Dylan Moscovitch (カナダ)
ロシア・ジュニア枠③
・リーナ・フェードロワ&マキシム・ミロシキン Lina Fedorova/Maxim Miroshkin (ロシア)
EX 映画「ブラチーノの冒険」より:猫バジリオとキツネアリサの歌(食事のシーン)
【エキシビション(アイスダンス)】
アイスダンス第1位
・メリル・デービス&チャーリー・ホワイト Meryl DAVIS/Charlie WHITE (アメリカ)
アイスダンス第2位
・テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア Tessa VIRTUE/Scott MOIR (カナダ)
EX アルバム「Unapologetic (Deluxe Version)」:Stay (feat. Mikky Ekko)(リアーナ)
【こぼれ話(・∀・)】
私生活ではパートナーでも恋人でもないテサモエですが、どこぞの恋人より恋人らしい素敵なおふたり。
彼らの織りなす世界観には始終うっとりしてしまいます(*´д`*)
スコットのブレないサポート且つ、テッサを優しく温かく見守るその眼差し(熱いものを感じる)。
無邪気な笑顔と愛に溢れた小鳥ちゃんテッサ。
テッサはスコットが自分をとても大切に扱ってくれている事に大変感謝しているそうです(萌)
さてそんな二人が選んだエキシビションがリアーナの「Stay」。
歌詞の内容は↓
わたしをあなたなしでは生きられないように感じさせて
どんな方法でもわたしを連れて行って
あなたと一緒にいたいの
あなたと一緒にいたいの
という感じなのだそうです。
ヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/イヤァァァ~ン(照)
アイスダンス第3位
・エレーナ・イリイヌィフ&ニキータ・カツァラポフ Elena ILINYKH/Nikita KATSALAPOV (ロシア)
EX 「Snow」(Philipp Kirkorov(フィリップ・キルコロフ))
アイスダンス第4位
・ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ Nathalie PECHALAT/Fabian BOURZAT (フランス)
EX 映画「ダーティ・ダンシング」より:タイム・オブ・マイ・ライフ(フランク・プリヴァイト、ジョン・デニコラ、ドナルド・マーコウィッツ)
アイスダンス第5位
・エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ Ekaterina BOBROVA/Dmitri SOLOVIEV (ロシア)
EX アルバム「ダイナマイト」より:Talullah(タルラ)(ジャミロクワイ)
EX アルバム「Travelling Without Moving」より:Cosmic Girl(コズミック・ガール)(ジャミロクワイ)
おなかいっぱい、ゆめいっぱいのエキシビション。
これまでの色々なことが走馬灯のように頭を駆け巡り、胸が熱くなりました。
そしてそんな思いはどこへぶつけるかといいますと…
ISU世界フィギュアスケート選手権大会2014 (゚∀゚)…!
例の実況ツイートも行う予定ですので、ぜひ皆さま一緒に、応援してまいりましょう~
詳細はまた後日お知らせいたします。どうぞお楽しみに(・∀・)
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2013-2014シーズンはこちら↓
銀盤クラシック ソチ篇 2013-2014
銀盤クラシック50 男子シングル 2013-2014
銀盤クラシック50 女子シングル 2013-2014
銀盤クラシック40 アイスダンス&ペア 2013-2014
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