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2009年1月 1日 (木)

vol.19 169回繰り返される同一リズム、なぜ飽きない?

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(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「ラヴェル:ボレロ/ラ・ヴァルス/スペイン狂詩曲/ダフニスとクロエ(演奏:ブダペスト交響楽団 指揮:ジェルジ・レーヘル)」のページが開きます。全トラック冒頭30秒のみ無料で試聴できます。)

小太鼓が、永遠と同じリズムを刻みつけるバレエ音楽「ボレロ」。

フランス印象派の作曲家、モーリス・ラヴェル(1875-1937)が作曲した、代表作「ボレロ」は、現代でもバレエの世界に留まらず広く愛されています音楽の一つです。

この曲の特徴は、小太鼓のリズムにあります。曲の最初から最後までの約15分間、同一のリズム、テンポが全く変わることなく、演奏されます。さすがにこれだけでは、踊り手、聴き手が飽きてしまいます。そこで、管弦楽法のスペシャリストであるラヴェルは、2種類のメロディをさまざまな楽器の組み合わせで、小太鼓のリズムに乗せることにより素晴らしい音響効果を生み出しました。

このメロディも基本的に変わらないのですが、不思議と飽きが来ないのです。むしろ、次はどんな組み合わせで鳴るのかが、楽しみになってしまうほどです。まさにオーケストラ・マジックです。

映画やCM、フィギュア・スケートなどにも広く使われています。また、編曲物も多く、いろいろな聴き方ができるのも魅力的です。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソス・ミュージック・ライブラリーの会員ならば、各トラックをノーカットでお聴きいただけます。ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)

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ラヴェル:ボレロ(2台ピアノ編)(ピアノ:ダグ・アシャツ、永井幸枝)

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ラヴェル:ボレロ(無伴奏合唱編)(演奏:スウィングル・シンガーズ)

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ラヴェル:ボレロ(オルガン編)(オルガン:ハンネス・マイヤー)

クラシック52万曲が聴けるインターネット音楽図書館 「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」が提供する期間限定無料試聴つきクラシック入門コーナー「ネットDE豪遊クラシック」はこちら。

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