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2009年1月 1日 (木)

vol.12 An die Freude ! (歓喜に寄せて)」 - これを聴かなきゃ年越しはできない!

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(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:ミネソタ管弦楽団 指揮:オスモ・ヴァンスカ)」のページが開きます。全トラック冒頭30秒のみ無料で試聴できます。)

年末の風物詩として、知らない人はいないドイツの大作曲家ベートーヴェン(1770-1827)の「第九」。毎年12月に入ると日本中いたるところで演奏会が開かれます。やっていない日はないのでは?というくらい多いです。

「第九」の日本初演は1918年。今年2008年は初演後90年という記念年なのです。2006年に公開された映画「バルトの楽園」は、当時のエピソードに基づいて作成されました。

1960年ころから年末に演奏されることが多くなったようですが、ドイツでは大晦日に演奏するという習慣があり、それを取り入れたのが始まりだそうです。「第九」という呼び方はもちろん日本だけ。「家路」のオリジナルとしても知られる、ドヴォルザーク(1841-1904)の「新世界より」(余談ですが、第4楽章の冒頭は映画「ジョーズ」のテーマにそっくりです)など、有名な交響曲第9番は他にあるにもかかわらず、ベートーヴェンの曲がすぐに結びつくところは、いかに日本人に親しまれているかが分かります。

ご紹介するヴァンスカ盤は、早めのテンポで、快調に進行する演奏。クライマックスの「歓喜の歌」も高らかに合唱が鳴り響きます。彼はフィンランド出身で、北欧の爽やかな香りが漂い、それでいて熱のこもった演奏を披露してくれます。重すぎず、軽すぎず、心地よく聴けるオススメの一枚です。

巨匠指揮者フルトヴェングラーは、この第九を何度も録音しており、ベスト盤としてしばしば取り上げられます。ヴァンスカ盤とは違った、迫真の演奏が、ドイツ魂を感じさせます。

第九を聴かなきゃ!というのは、日本人の性でしょうか。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)

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ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(演奏:バイロイト祝祭管弦楽団 指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー)(1951)
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ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95 (演奏:スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スティーヴン・ガンゼンハウザー)

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