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2009年1月 1日 (木)

vol.05 「魅惑」のメロディ、天才が残した最高傑作。

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(画像をクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの「クラリネット協奏曲 イ長調/クラリネット五重奏曲 イ長調(クラリネット:シフリン)」のページが開きます。全トラックを冒頭30秒のみ無料で試聴できます。)

天才モーツァルト(1756-1791)が残した生涯最後の協奏曲にして、不滅の名作である「クラリネット協奏曲」。

亡くなるわずか2か月前に作曲された作品で、自らの死期を悟ったかのような澄み切った調べは、クラリネットの甘美な音色とともに、彼の音楽の真髄が滲み出ているかのようです。彼の白鳥の歌のようにも聞こえます。実際にモーツァルトは、すでに病魔に冒されていました。

名ジャズ・クラリネット奏者、ベニー・グッドマンの半生を描いた映画「ベニー・グッドマン物語」でも全楽章が使用されていたので、そこでこの曲を聴いた方もいるのではないでしょうか。

クラリネットは高音と低音で音の膨らみが違い、高音になるほど細く明るい感じの音となり、低音になるほど太く暗い感じのする楽器で、モーツァルトはこの特性を余すことなく引き出し、この名作を残しました。クラリネットの音の魅力を実感するのにこれほど最適な作品はないでしょう。

モーツァルトはこのクラリネットという楽器をこよなく愛していました。 協奏曲ともう一つクラリネット五重奏曲という名曲を残しており、協奏曲と並ぶ人気を誇っています。しかしながら、クラリネットのための作品はこの2つのみなのです。理由はわかっていませんが、それだけにこの2作品には、モーツァルトが思い描いたクラリネットの最高の形を垣間見ることができます。

聴くほどに魅了される感情的な旋律は、心も安らぎます。

文:yasu(ナクソス・ジャパン)

【参考音源】(ナクソスの会員でない場合は、各トラックの冒頭30秒のみ試聴できます。)

01_7
ベニー・グッドマン:シング・ミー・ア・スィング・ソング (1935-1936)

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